周辺視、先読み、スピード

”周辺視野”は意識的にせよ無意識的にせよ”先読み”の技術に影響を与えるだろうと考えている。
そして”先読み”というのはスピードを上げるための重要な因子であるだろう。
なので”周辺視野”でワードを把握する方がスピードが上がりやすいと考えているわけだが、実際に体現するのは難しい。
というのも文字を読もうとすればするほど、認識しようとすればするほど中心視野の割合が高くなって”周辺視野”が使われにくくなるという感覚がある。文字をキチンと認識してキチンと指を正確に速く動かそうと思っても、キチンとしすぎるとかえって中心視野優位になって(認識範囲が狭くなって)スピードが鈍ってしまう。


いかにして打開するか。
周辺視野が使われればいい。
どうすれば周辺視野の割合が高まるか。
周辺視野を鍛えるというのも手だが、鍛える云々以前にそもそも目の周りの筋肉に力が入ったときに周辺視野ではなく、中心視野が使われるということに今日思い至った。
要は、ググっと物を見ようとすると目の回りにほんのわずかの緊張が走ることで、認識対象の精度が上がると同時に認識範囲が狭まり、固定化が生まれる。
ならば逆に、ボケーっと目の周りを脱力させたまま対象(タイピングの場合は文字)を認識すればいい。そうすることで、中心視野ではなく周辺視野の割合が高くなって自然と鍛えられていくんじゃないかなと何となく思考が行き着いた。
とはいえ、力みすぎないだけで意識すること自体は必要だろうけど。


また周辺視野は、タイピングだとタイプウェルオリジナルが最も鍛えられる気がする。
タイピング以外でもシューティングゲームやらぷよぷよのトップ層なんかもおそらく相当鍛えられているだろう。
囲碁や将棋でも一瞬で盤面を認識する能力が必要だろうし、野球やテニスなんかでも自然と鍛えられるだろう。と、どの分野でも必要な能力だとは思う。